キャンスポ@あさぎりとは?

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地域の概要

 静岡県富士宮市の朝霧高原は、山梨県との県境に位置し、富士山西麓の雄大な自然の中、酪農をはじめとする農林畜産業が盛んな地域です。

 キャンプやパラグライダーをはじめとしたアウトドアアクティビティの人気が高く、近年は人気アニメのモデル地としても紹介されており、キャンプ場の聖地として注目スポットとなっていたり、富士山を見渡しながらフライトできる、日本屈指のパラグライダースポットもある人気の高いエリアとなっています。

 首都圏から車で2時間ほどのアクセスの良さや、日本一の富士山と広大な高原を眺めることができる景観を求めて多くの方が訪れています。

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地域の課題

 アウトドアアクティビティで朝霧高原に訪れてもらうものの、地元の農産物などを地域で購入することや、それ以外の観光施設への立ち寄りなどにはつながっておらず、日々の集客を地域の活性化に活かすことができていませんでした。

 また、朝霧高原地域では農林畜産業が盛んですが、高齢化や後継者不足、原材料費の値上げなどで苦慮しています。一方で、富士山の自然に憧れ、都会からUターンや移住する若者が増え、新しい経営感覚を持つ意欲的な担い手も登場してきていますが、担い手同士の横のつながりが少なく一体的な活動ができずにいました。

 そのような状況もあり、新たな担い手の自立や発展には地域ぐるみで応援する仕組みが必要と考え、2021年に観光庁の補助事業の採択がきっかけとなり、朝霧高原地域のオピニオンリーダーの声かけ・下支えのもと、若い事業者・生産者が参画し、民間主体による地域活性化プロジェクト「キャンスポ@あさぎり」が2021年9月に発足されました。

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プロジェクト内容

 本プロジェクトは富士山西麓の雄大な景観と農林畜産業や養鱒業などの地域産業を食のマルシェやサイクリングなどのアウトドアスポーツでつなぐ「付加価値の高いアウトドアツーリズム」で構築することをテーマに、地域生産者の農産物などの販売促進(マルシェ)・周遊型観光体験プログラム(電動アシスト自転車での E-BIKEガイドツアー)を2021年11月より展開しています。

 マルシェは朝霧高原の人気キャンプ場の一つである「ふもとっぱらキャンプ場」を中心に開催し、生産者らが直接消費者に対面販売を行っています。2022年度以降は毎月第2土曜日に定期開催して定着を図り、集客力の高い観光牧場「まかいの牧場」や「あさぎりフードパーク」、市街地の施設駐車場など市外からの観光客に限定せず市民向けにも地域生産物をPRする活動を行なっています。

 またE-BIKEを活用した地域の生産者や富士山麓の自然景観・文化・食を体験することができるガイドサイクリングツアーでは、地元のサイクリストや生産事業者らがガイド役となることで、地域住民自らが地域の魅力を伝える社会参画の取り組みにもなっています。

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プロジェクト運営

 本プロジェクトは地域に移住・Uターンした若手生産者も加わり、地域の事業者、地域住民などと協力しながらプロジェクトを進めていくという、既存事業者だけに限定されることがない新しい地域全体のネットワークが生まれました。「朝霧高原を愛して地域へ貢献する」という理念のもと、既存の参加事業者が紹介する事業者のみ新規参加を認めるといった一定のルールを作って運営しています。

活動実績

・毎月第2土曜のキャンスポ@あさぎりマルシェ出店(食チーム)
・E-BIKEガイドツアーの企画・見学に合わせたお客様対応
・全事業者が集まる全体ミーティング年4回開催(四半期ごと)
・食チームとアクティビティチーム毎の個別ミーティング開催(月1回程度)

朝霧高原(富士宮)を拠点とする事業者(1業種1社)の参画を原則としています

キャンスポ事業内容

・地域活性化事業
・地域資源及び観光資源を活用した商品のデザイン・企画・立案・販売
・街並み及び森林の整備事業
・飲食店及び土産品店の経営
・観光情報の提供及びツアー、ガイドの企画・運営
・各種イベントの企画・制作・運営及びその受託に関する業務
・印刷物の企画・制作・デザイン・販売及びウェブサイト、ウェブコンテンツの企画・制作・デザイン・運営・管理